pentaxの標準ズームレンズならこれ一択 HD PENTAX-DA 16-85mmF3.5-5.6ED DC WR
APS-Cのペンタックスカメラの標準ズーム、HD PENTAX-DA 16-85mmF3.5-5.6ED DC WRのレビューです。
もくじ
PENTAX-DA 16-85mmの利点
- ボケが滑らかでピント面はシャープ、立体感のある写り
- 装着してぶら下げてもレンズが勝手に伸びない
- 簡易防水で心理的に安心
- 発色がきれい
- ミドルレンジ帯のレンズだが値段は比較的リーズナブル
- 焦点距離24.5-130mmをカバー、状況がコロコロ変わる旅行で大活躍
デメリット
- F値は控えめなくせに488gも重量がある
- ボケにくい
- APS-Cセンサー専用、フルサイズ使用不可
外観
表面はカメラ本体と同じ梨地塗装。本体(KP)との一体感は抜群。
指触りが滑らかで、指紋も目立ちにくい外装
ズームをした状態でも銅鏡に同様の塗装がされているため、値段以上に質感は良好。
スイッチ類は皆無
ズームは広角端と望遠端から動かす時に重く感じます。
ぶら下げても勝手に筒が伸びないのも好印象。
大部分がゴムで覆われているため見た目は地味ですが、操作部分が広く滑り止めにもなるため使いやすいデザイン。
ピントリングは360度回転するタイプ。適度に抵抗感を感じます。軽い力で回るので微調整は難しいと感じました。
レンズ根本のスリットは滑り止めとして機能します。このおかげでレンズ交換の際取り外しやすくなっています。
レンズ口径は77mmとフルサイズレンズ並み。(f値は控えめなのになぜかレンズはデカい)
迫力抜群。
ここは描写力に寄与していると前向きに捉えるべきなのでしょう…
レンズ名に「WR」の記載があることからもわかりますが、防滴仕様です。マウント周辺に赤いゴムがあります。
中古品購入の際はこのパーツに破れがないか、確認するとよいでしょう。
レンズ先端だけ広くなる形状なので、全体はコンパクトに収まっています。
実写
まとめ
焦点距離とF値だけみるとキットレンズのような、微妙な性能のレンズでしょう
外見もlimitedレンズのようなアルミ外装の上品さはなく、悪く言えば地味…
が、使ってみるとそのギャップにびっくり。
滑らかなボケとシャープなピント面で立体感のある絵を生み出してくれます。
広角側もゆがみが少なく感じ、ズーム全域で安定した性能を発揮する優等生レンズ。
どうやらデカい77mm口径のレンズは飾り物ではなかったようです。
400g台のレンズはカメラとのバランスが絶妙で、個人的には撮影していて疲れないギリギリの重量だと感じました。(キャノンの24-105F4、700g台は流石に重すぎた…)