メンテナンス性と機能性を両立させた、加湿器 三菱 roomist SHE60XDレビュー

roomist SHE60XD

反射するのは正面のみ、その他は剛性感のあるマットなプラ製

三菱加湿器「roomist」購入背景

エアコンを多用するこの季節

気になるのが部屋の乾燥

switch botを導入して湿度が可視化されたことで、より気になるようになりました。

また肌(特に唇)や喉の乾燥にも悩んでいたので、思い切って加湿器を導入することにしました。

スケールと雑菌を放出する超音波式(安くておしゃれなやつ)や、交換パーツが手に入らない海外製品は真っ先に除外。

様々なメーカーを比較していく中で、今回選んだのは三菱重工冷熱が販売するroomist。

大は小を兼ねるということで大きめのサイズを選択しました。

三菱 roomist SHE60XDの利点

  • 水を蒸発させるので清潔、スケールの放出も防止
  • 分解しやすく手入れが楽
  • 交換パーツの入手が容易、価格もお手頃
  • 湿度計の表示が大きい。遠くからでも見やすい
  • 4Lタンクで水替え回数が少なく済む
  • 給水タンクのみ取り出し可、給水しやすい(キャップありでこぼれない)
  • 交換パーツが小さいので清掃や廃棄が楽
  • 起動から蒸気放出までの時間が早い(水補給の場合5分以内)
  • 温風のため補助暖房にもなる
  • 細かく目標湿度を設定できる
  • ブラック色がかっこいい
  • 卓上にもおけるほどコンパクト
  • 加熱機構を持つ加湿器の中ではお手頃価格(1万円台)

デメリット

  • 常にファンの音がする(約1メーター離れて30dbくらい)
  • 100℃のヒーターで布を熱するため、ハイブリット式と比べ電気代が気になる
  • 省エネモードの存在価値が不明
  • 蒸発布の装着にコツがいる
  • 交換品の型番が分かりにくい(布 SHES501、イオンフィルター SHEF35M)

比較対象(メーカー)

加湿器のお勧めでよく聞くのが象印、アイリスオーヤマ、ダイニチ、シャープあたりでしょうか。

様々なブログ記事やYoutube等を調べましたが、三菱製の加湿器のレビューはかなり少なかった印象。

ここで各代表製品について購入を断念した理由をまとめてみます。

象印(EE-TA60)

電気ポットのお化けのような見た目の加湿器。お湯を沸騰させてその蒸気を放出させることで加湿。

・デメリット

構造上パーツの分解に限度があるので掃除が大変そう。(電気ポットを抱えながら掃除か….)

クエン酸の洗浄モードはあるものの、結局はスポンジ等でゴシゴシすることになりそう

あと電気代が高そう。(水を直接沸騰させるので)

製品ページ

アイリス・オーヤマ(KHM-MH60)

安かろう悪かろうなメーカーのイメージだが、加湿器については評価が高い?

・デメリット

象印と瓜二つの見た目、機構。水受けパーツが分離できるため清掃が楽

だが給水後沸騰させるため、30分から1時間程度の時間が必要とのこと(その間に湿度下がりそう….)

製品ページ

ダイニチ(HD-LX1024)

ハイブリット式が主力、加湿力と静穏性のバランスの良さ

・デメリット

高い(金があったらダイニチを選んでいた…..) 3~4万円程度

製品ページ

シャープ(HV-T75)

手入れが簡単でハイブリット式、節電効果も高そう

・デメリット

生産完了で購入できなかった….

給水タンクに蓋が無いので運搬中こぼれそう(こまめに本体上部から直接給水が推奨か?)

省エネモードはあるが、ヒーター機能がOFFになってしまう

製品ページ

スチームファン蒸発式とは?

このroomistは超音波や加熱式、ハイブリット式とも異なる「スチームファン蒸発式」という機構を採用しています。

とはいえ加熱式と似たような仕組みと理解しています。

簡単に紹介すると、まず水タンクからヒーターに巻き付けた布へ水分を補給。

そして湿った布をヒーターで温め、水分を蒸発させます。

発生した水蒸気をファンで外に排出するという流れです。

水道水に含まれる鉄分やカルシウム等のスケールはこの布が吸収してくれます。

〇:分解が楽、メンテナンス性が良い

roomist SHE60XD

給水タンク取り外し

のっかているだけの上蓋を外すと底面に溝がある内部を確認することができます。

水(タンク)を追加すると、この溝に沿ってヒーターに装着している布に流れます。

roomist SHE60XD

加熱塔を覆うプラパーツを外すと蒸発布が現れます。

これが熱させることで蒸気が発生します。

水道水に含まれるカルシウムなどの不純物はすべてこの布が引き受けてくれます。

この布はゴムが縫い付けられているので、伸縮性があります。

30分程度冷却後、指で伸ばしながら着脱させるのがコツでしょうか。

単純ですがよく考えられた構造で、なるほどなーと感動しました。

この布は手のひらサイズで、モミ洗いすることができます。また交換パーツもAmazon等で入手できます。

〇:持ち運びしやすい給水タンク

roomist SHE60XD

給水タンクには蓋が付いているので運搬しやすいです。

蓋にはばねがあり、これが押された時だけ水が外に排出されるという仕組みです。

なので蓋を下に向けただけでは水は溢れません。給水の際の取り外しは気楽に行えます。

親切心溢れた設計で、使いやすい~

△:常に駆動音(ファン回転)がする

スマホアプリ計測で本体近くで50db、1メートルほど離れると30dbほどになります。

狭い寝室だと気になる方はキツイかもしれません。

個人的にはテレビの音声が付いてても、爆睡するタイプなので障害には感じていません。

無音じゃないと寝れないという方は電源を切るか、他の加湿器を検討するとよいでしょう。

手頃な価格のビジネスホテルで、浴室の換気扇を付けたままベットにいる時の感覚…といえば分かりやすいででしょうか…..

もっとPCのような、静穏性があるファンを使うなどして静穏化がされればなーと素人目線だと感じてしまいます。

△:省エネモードの存在意味が不明

体感、他のモードとの違いが分かりません

なんなら省エネモードにすると、湿度50%に固定されるので使いづらいだけ…..

どうやらヒーターの挙動も他のモードと同様のようです。

まとめ

加湿器を清潔に使うためにはメンテナンスは欠かせません。

このroomistは交換パーツの入手性もよく、パーツ自体も手のひらサイズ。

手洗いがしやすいので気軽に掃除ができます。

また蓋付きの給水タンクで持ち運びも楽。

水が零れないので戸建てなど、水道蛇口まで距離がある家庭にはちょうど良い仕様です。

唯一駆動音だけが残念ポイント。

耳に障るような音質ではないので、日中は許容範囲でしょう。

ただし寝室は場合によっては気になると思います。

できるだけ部屋の隅に置くか、別の加湿器を検討すると良いと思います。

 

 

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