ミドルクラスの有線イヤホンを駆逐する、ワイヤレスイヤホン Technics EAH-AZ100レビュー

Technics EAH-AZ100

以前までAmazonセールで約半額になった、denon perl pro(無線イヤホン)を使っていました。

音質、特に音場の広さに感激し愛用していました。

しかし購入3か月目に突然右側のイヤホンが無反応に。

充電もできず、文鎮になってしまいました。

幸いまだ返品対応期間中だったので、新しいワイヤレスイヤホンを導入することにしました。

選んだのが、今年1月に新発売されたTechnicsの EAH-AZ100になります。

Technics EAH-AZ100の利点

  • 磁性流体ドライバーで音の抑揚再現が優秀、立体感のある低音域
  • LDACが利用可能
  • 最大3台同時接続可能(接続コーデックに制限アリ)
  • バッテリー持ちが優秀(充電ケースを含まない)
  • コンチャフィット形状で、装着感が優秀(音導管が短いので安定する)
  • 接続安定性も十分(LDAC 音質優先 1台)
  • ケースがコンパクト
  • イヤーピースに耳垢ガードがある、安心
  • ノイキャンOFFでもそこそこの遮音性
  • 低遅延LEコーデックに対応

デメリット

  • ノイズキャンセリングのON/OFFで音質の違いはある
  • ケースが少し安っぽい
  • アプリをインストールしないと、LDAC接続ができない
  • perl proと比較すると音場は狭い
  • ライバル?のperl proと比較して値段が高い(約39,000円)
  • 音量の微調整が難しい

◎:音質

Technics EAH-AZ100

主にperl proとの比較になります。

この2機種は音の傾向が違うので、優劣をつけるのは非常に難しいと感じています。

perl proはヘッドホンのような音の広さを重視しているように感じます。

その代わり音の芯が感じられず、楽曲によっては薄っぺらい印象を受けました。

一方でAZ100はイヤホンのように、濃密な音を耳の近くで鳴らしているという違いがあります。

音の広さはほどほどで、4万円程度のイヤホンと同等に感じました。

どちらが良い悪いではなく、使い分けすると楽しいだろうなと思いました。

ただ個人的な好みは「AZ100」ですね。

アニソンを主に聞きますが、音の抑揚、解像感が高く包み込んでくるような低音が癖になります。

「低音過多だ」というレビューを目にしますが、気になりませんでした。

◎:LDAC対応(アプリダウンロードは必要)

Technics EAH-AZ100

高音質コーデックといえばLDACとapt-x adaptiveがあります。

どちらも使用感には差がありませんが、対応機種の数には大きな開きがあります。

LDACはほぼすべてのAndroid端末が対応しており、手軽に最高音質で楽しむことができます。

一方perl proが対応しているapt-x adaptiveは、対応するAndroid機が少ないことがデメリットでした。

perl proのためにxperia 10 Vを導入したくらいでした。

精神衛生上、高音質コーデックが使えるかどうかは大きなポイントではないでしょうか。

音跡切れに関しては許容範囲だと思います。

一台のみの接続でLDACの音質有線設定で使っていますが、ほぼ発生しませんでした。(電車内)

(一日で2回ほど、一瞬ノイズが入ることがありました)

残念ポイントとしてはLDAC接続にはアプリダウンロードが必要だということ。

最初アプリなしで接続したところ、LDACが選択できませんでした。

もしかしたら対策等があるのかもしれませんが、わかりませんでした。

Android非対応DAPだと、実力が発揮できない可能性があります。

◎:バッテリーもちが優秀

Technics EAH-AZ100

個人的に衝撃だったのは、イヤホンに内蔵されているバッテリーの消費が少ないことでした。

アプリで残量を確認したところ、90%以上ありました。(LDAC ノイキャンOFF 約50min使用時)

最初、残量表示に変化が無いので、アプリのバグかな?と思いました。

perl pro比だと、バッテリースタミナには雲泥の差があるように感じました。(adaptive接続)

バッテリー劣化の抑制にもつながり、製品寿命が長くなることが期待できます。

△:音量の微調整

Technics EAH-AZ100

xperia 10 Vで使っていますが、音量調整の自由度が低いのかなと感じました。

ボリュームの段階が少ないという意味です。

丁度いい音量に設定できないという不満を感じる可能性があります。

私の場合は音量微調整アプリをダウンロードして対策しています。

galaxyをお使いの方は、純正アプリの「sound assistant」を使うと良いかもしれません。

まとめ

Technics EAH-AZ100

final agとのサイズ比較

まだ入手して数日ですが、乗り換えてよかったと思いました。

ほぼ不満無し。これ以上に何を求めるのか…….

前機種の価格推移をみても値引きが無いので、安心して購入できます。(リセールバリュー)

ただ不安なのが、自然故障。

perl proが突然死したので、無線イヤホンに対しての警戒心はMAX。

なので今回は長期保証付きの店舗で購入しました。

返品処理は面倒なので、このまま元気に動作してくれたら嬉しいなと思います。

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