語りつくされた名機?1インチセンサー搭載、高級コンデジsony rx-100(初代)レビュー
以前使っていたlx5というコンデジですが、センサーにゴミが混入し映りこむようになってしまいました。
ダイソン掃除機で吸ったりしましたが改善する兆しがなかったので、買い替えを決意。
そこで以前から目を付けていたsonyの元祖高級コンデジrx-100を導入してみました。
rx100の利点
- コンパクトサイズに一インチセンサーと解放F値1.8の高性能レンズ
- 高級コンデジの中でおそらく修理費が一番安い(定額らしい…)
- 回転式操作ダイヤルが二か所あり、最低限の操作性が確保されている
- 金属外装
- USBで充電可能(ただしmicro usb)
- 28-100mmの画角をサポート。単焦点レンズとの使い分けができる
- 解放F1.8(28mmのみ)で暗い撮影場所でも対応できる
- 中古が安い(最近値上げり気味?)
デメリット
- 接写が苦手(28mm時だけは例外で、かなり寄れる)
- 横幅が狭いわりにレンズが大きいので持ちにくい
- ステップアップズーム機能があるが、なぜかレンズ部のコントロールリングでしか使えない(ズームレバーで使えない)
- コントロールリングの回転がぎこちない→MFはしやすいかもしれない
- F1.8は緊急用といった印象。画質が安定するのはF2.8~(個人的印象)
- 水平機能を表示させると、情報量が激減する
外観
グリップアタッチメントありですが、持ちにくさは残ります。
圧倒的レンズの存在感
金属外装ですべすべ、ひんやり
全体的にコンパクトで手の収まりも良好。ポケットにもスッと出し入れできます。
上部のレイアウトは一般的なコンデジと同様
左側は内臓フラッシュのくぼみ。ここだけはパコパコしていて耐久性が不安
液晶は固定式なので、故障リスクが減少。本体も薄い。
フラッシュはポップアップ式。上向けにできるのでバウンス撮影ができますが、真上には非対応
大き目のレンズで迫力あり
眺めるだけでも満足
個人的に水平機能をよく使いますが、画像のように最低限の情報表示になってしまいます。
せめてバッテリー残量は確認させてほしい…
レンズ根本にコントロールリング。
スルスルといった感触でクリック感がないタイプ。ある一定の範囲までの回転は重くて、それを過ぎるといきなり軽くなるといったよく分からない操作感。
個体差なのか…?
この仕様のためステップアップズームで焦点距離を操作するのは至難の業。
ピッタリ50mmに合わせたくても53mmになったりします。
A型発狂したくなるレベル
おそらくマニュアルフォーカスを想定したものだと思われますが、持ちにくいこのコンデジでMF操作をする人がどれだけいるのか…
まぁ写りの良さと天秤にかけると些細な問題
実写
身軽というのは人に余裕を与えてくれます
上に下に視線を移して、自由なアングルで撮影
腰を据えて撮るレンズ交換式カメラもいいですが、自由な姿勢で撮るコンデジはもはや別物ともいえるガジェット
28mmの時だけ接写が得意。F2.8まで絞ると四隅の流れなどが抑制されて安定する気がします。
1インチセンサーとなると明暗さのある場所でも、画の破綻が最小限に抑えられます。
街歩きの楽しみの一つ、壁画
膝まげて、アジサイにお辞儀しながら一枚。
カフェのような薄暗い店内でも明るいレンズで臨機応変に対応。
まとめ
初代機ということもあって、システム上粗があり使いにくさがあるのも事実。
しかしそれらをねじ伏せる、取り回しの良いサイズ感と写りの良さ
中古価格も落ち着いており、2023年時点で修理も可能なので現在も入手する価値ある一台です。
マクロ撮影が苦手なので物撮りには使いにくいと感じましたが、旅行などの撮り歩きには使いやすい焦点距離。
このカメラともう一台は単焦点レンズを付けたカメラという構成がちょうどいいと感じます。
後継機種のrx-100 Ⅱだとシステム面のデメリットが解消されている可能性があるのでそちらも検討してみると良いかもしれません。