低価格8インチタブレットの決定版?ALLDOCUBE iPlay60mini Proレビュー

 

ALLDOCUBE iPlay60mini Pro

最近電子書籍にチャレンジしたくなり、8インチの小型タブレットを物色するようになりました。

ipad proを所有していますが、値段が高いので持ち出すのが億劫になるのが欠点。サイズも大きすぎる。

ということで雑に扱える8インチタブレットを探していたところ、条件にぴったりマッチする製品があったのでご紹介。

LTE回線も使えます。

※ミヤビックスの画面フィルムに張り替えています

ALLDOCUBE iPlay60mini Proの利点

  • コンテンツ消費には不足がない、十分な性能
  • 顔認証(簡易式)でスムーズなロック解除
  • LTE+GPSで車載ナビとしても利用可
  • 310gと軽量で片手操作も〇
  • 画面分割や小窓表示も利用可
  • 端末の上下にスピーカー配置。立体感のある音
  • 液晶の視差がなく、表示も綺麗(色の深みが若干足りないか?)
  • クーポン使用で驚異の2万円前半。安価で雑に扱える(利益出てますか?)
  • bluetoothはLDACに対応(apt系は非対応)

デメリット

  • 独自OSの操作性に癖アリ
  • バッテリー容量やCPUを加味すると電力消費が多い印象
  • OSアップデートの保障がない
  • LTE通信の対応電波が少ない。ソフトバンク網以外は繋がりにくい可能性あり
  • WIFIの受信性能が低い
  • 明るさの自動調整に癖がある
  • 一部アプリの表示がPC版に固定される(chrome,youtubeなど)
  • 背面カメラの画質が酷い(テキストの読み取り不可)

〇:Helio G99でスムーズな動作

Media tek製CPU=微妙な性能というイメージを持っていましたが….

「快適」

これに尽きます。

もちろん3DゲームはNGですが、動画視聴やWEB閲覧では十分な性能。

昔のローエンドタブレットは、ホーム画面をスライドさせるだけでカクついていましたが、本機はヌルヌルです。

メモリ(RAM)もデフォルトで8GBあるので、CPU性能を十分に発揮できています。

こんな性能が2万円台で入手できるとは、いい時代になったなぁと素直に感じました。

ただ完璧かといわれると「うーん」という感想。

x(twitter)は読み込みが入るとカクツキがあります。

youtubeも再生バーを操作すると、3秒くらい動画の読み込みが発生することがありました。

メイン機にする予定でストレスをゼロにしたいなら、ワンランク上のCPU搭載機を選択すると良いでしょう。

サブ機と割り切るなら十分な性能です。

ALLDOCUBE iPlay60mini Pro

〇:タブレットの左右にスピーカー内臓

8インチでRAMが8GB、2万円台で本体両面にスピーカーを配置しているタブレットはALLDOCUBE製のみになるのではないでしょうか。

スピーカーを使う方はもう、このタブレット一択になりそうです。

耳を休めたいときや、イヤホンの準備が面倒な時…..

このタブレットならスピーカー出力でも、音の立体感を感じることができますよ。

ただ音質の期待は禁物です。値段なりの音ですが、高音が刺さるような鳴り方はしません。

声は聞き取りやすい音質かなと思います。

(ipad proと比べたら低音域はスカスカです)

〇:細かい配慮がある独自OS

ALLDOCUBE iPlay60mini Pro

二本指スワイプで2画面分割表示や画面のダブルタップで画面点灯など、使い勝手の良い機能が用意されています。

初期のOSではバグが多く、使い物にならなかったようですが最新OSにアップデートしている本機では問題なく動作していると感じます。

起動中のアプリによっては画面のダブルタップが機能しないことがあります。

△:独自OSの癖(操作性)

初の独自OS搭載ということで、何点か粗が目立ちます。

一番気になるのはコントロ―ルセンターと通知画面の操作性です。

コントロールセンターは、画面右側を上から下へ指でなぞると出現します。が、この動作がもっさりしています。

カクカクしてるなと思うと一気に表示されたりと挙動が不安定。

ALLDOCUBE iPlay60mini Pro

ALLDOCUBE iPlay60mini Pro

youtube動画を全画面表示しているときにこの操作をすると、動画がデフォルト表示になった後コントロールセンターが出現。

youtubeのジェスチャー操作とコントロールセンターの呼び出しが連動してしまいます。

明るさを調整したいなーと思ってもスムーズに変更できないので、ストレスに感じます。

ap〇〇eのそれとレイアウトは類似しているので、設定の変更はしやすいです。

そして通知画面の呼び出しにも癖があります。

通知の詳細は画面の左側を上から下へ指でなぞると表示させることができます。

ただ何も考えずに操作すると、コントロールセンターを起動させてしまうことが多発しました。

これも同様にアニメーションがぎこちないので、スワイプ途中にどちらが展開されているがわかりません。

結果展開された後、間違いに気づきます。

CPUの処理不足というよりかは、OSの最適化の問題だと感じます。

△:癖のある明るさ自動調整

大手メーカーの端末だと、明るさの自動調整は徐々に変化させて使用者に違和感を感じさせない工夫がされています。急に画面が暗くなったり、明るくなったら違和感を感じますよね?

この端末は正反対で急に明るさが変化します。10→40のようにいきなり変動するのでびっくりします。端末の角度によってせわしなく調整が働くので、使っている身からするとチカチカしているように感じます。

自動調整を切って、明るさ固定で使おうかなと最近では思っています。

△:wifiの受信感度が微妙

この端末でwifiの電波がMAXになったことがありません。(2~3本)通信が遅くなるような障害は感じていないので、大きな問題にはなっていません。

家の間取りによっては繋がらないということが発生するかもしれません。

△:バッテリースタミナ

6000mAhものバッテリーを搭載する本機。ライバルモデルと比べても容量は多いです。

使用中のバッテリー消費は穏やかで、ipad proにも引けを取らないスタミナがあると感じます。

ただ問題なのはスリーブ中のバッテリー消費。

もう少し減りが少ないといいかなと感じました。

1時間に1%消費している印象があります。(バッテリーセーバーON)

大きな問題にはなりませんが、CPUの調整でなんとかなりそうな?

×:表示がPC版に固定される

視力に不安がある方は、不満を感じる可能性があります。

chromeやyoutubeではなぜか強制でPC版表示になります。(アプリの設定変更も効かない)

普段裸眼で視力検査もAである自分でも、文字が小さいので拡大させることが多々あります。

8インチでPC表示は厳しいと思います。他のメーカーがどうなっているのか不明ですが、独自OSの調整で改善してほしいと感じました。

ALLDOCUBE iPlay60mini Pro

まとめ

最近はAndroidタブレット界隈が賑わいを見せています。

昔はipadしか選択肢がなく、高価なapple製品を購入するしかありませんでした。(miniモデルの価格は手が出ない…)

apple製品はリセールバリューがあるとはいえ、買い替えを意識しながら使うようになります。

結果持ち出しが億劫になる。(何のために高いお金を出して買ったのか…)

しかし現在は豊富な選択肢があります。今回のG99を搭載した2万~3万タブレットでも、十分に使えるとわかりました。(もう少し性能はほしい…..)

この製品に関しては、OSの操作性を改善できれば文句なしです。

大半の人にとって、タブレットはコンテンツを消費するためのデバイス。

クリエイティブ用途なんて、ごく一部の層に限られます。

(PCで制作した方が何倍も効率が良くて、ストレスも少ない)

なので高価な製品が有している、高いスペックは必要ないのです。

手元の11インチ ipad proも早めに売却して、12インチのandroidタブレットを入手しようかなと思いました。

ALLDOCUBE iPlay60mini Pro

 

ALLDOCUBE iPlay60mini Turboが発売されたけど?

cpuがsnapdragon6 gen1にアップグレードされたことが大きな特徴。それに伴いバッテリースタミナも向上しているようです。しかしGPSもLTEもオミットされています。

加えて生体認証も非対応……

使い勝手で選択するなら、今回紹介したproがお勧めです。

 

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