トングル型dacの取り回し向上、スマホを高音質dapに DAC POCKETレビュー
スマホを高音質化する手段としてトングル型dacを接続して使う方法があります。
10万円クラスのDAPレベルに音質を向上させ、スマホならではの高性能なCPUと大容量バッテリーによって、ストーミングサービスもサクサク操作で楽しむことができます。
一見完璧なこの組み合わせですが、唯一の難点が取り回しの悪さです。type-cケーブルで接続するため、dacがぶらぶらしてリスニングどころではないのです。
この課題を解決してくれる商品が今回紹介するDAC POCKETになります。
DAC POCKETの利点
- Mag safe対応でスマホに磁石で取り付け、取り外しできる
- 伸縮性のあるゴム素材でdac本体を保護できる
- 約3000円とお手頃価格
- スマホに取り付けるとカメラグリップとしても使える
デメリット
- dacの大部分をゴムが覆うため、側面ボタンの操作が難しくなる
- dacのディスプレイが見えなくなる
- android端末をMag safe化をする必要がある
- ゴムがきつい
- 大きいdacは入らない
- 横幅があるので、コンパクトスマートフォンだとはみ出す可能性あり。
- 変換アダプタなどを使用するとケーブルを過度に曲げる必要がある
外観
前面の大部分を占めるのはゴムバンド。
これでがっちりトングルdacを固定します。
伸縮性はありますが、かなり固めで、サイズが大きいdacだと入らない可能性があります。
有機ELディスプレイを備え、大きい部類に入るRU7でちょうどよいか、ギリギリといった印象。
ハイエンドモデルやバッテリーを内蔵するbluthooth機能が付いたdacだと厳しいかもしれません。
左ポケットにはケーブルを差し込むことができます。
取り付けてみてわかりましたが、スマホに取り付けるとカメラのグリップにも使えます。握り心地がちょうどいい…
dac全面を覆うサイズのゴムバンドなので、保護ケースの機能も期待できます。
反面摩擦が大きくなるので、dacの取り外しには苦労します。ゴムバンドを緩めながら、少しづつずらして取り出すなどの工夫が必要。
またボリューム調整が難しくなり、dacの画面操作も困難になります。ボリュームについてはバンドの上から押し込めば、操作はできます。
画面操作についてはディスプレイが見えないので、バンドをずらさないといけません。
個人的にはゴムバンドを2本か3本くらいにして、隙間が欲しいと思いました。
そうすれば取り出しやすさも格段に向上すると思います。
台座にはゴムのような、滑らかで滑り止め効果がある材質が使用されています。
dacを強力に固定しようという強い意志を感じますね。
mag safe対応商品なので、金属に強力に引っ付きます。金属フレームのPCケースにも固定できます。
Androidスマートフォンは未対応ですが、amazonで入手可能なアクセサリーを利用することで問題なく使用可能。
むしろdacサイズに合わせて、magsafeの位置を調節できるので便利です。
位置決めはケーブルの長さに留意しながら調節するのがポイントです。
幅を取るのでコンパクトなスマートフォンには注意が必要で、最悪はみ出します。
xperiaは要注意ですが、galaxy s22はカメラに干渉することなくぴったり納まります。
根元には若干の段差があり、dacがずれ落ちないような設計にもなっています。
まとめ
ありそうでなかったトングルdacをスマートフォンに合体させるアクセサリー。
DAC POCKETを利用すればわずか3000円でdacの取り回しの悪さを改善できます。
今後はサイズの大きい製品にも対応できるようなバージョンが出たらいいなと感じました。
【国内正規品】LEPIC DAC POCKET MagSafe対応 USB DAC用ポケット Dark Gray(ダークグレー)