文房具好きのための筆箱 NOMADIC ペンケース PF-05N

文房具好きにとってペンケースは悩みの種になりがちです。

筆記用具にこだわりだすと、1本1000円以上は当たり前。

気づけば1万円以上するペンたちを迎え入れていることもあります。

そうなると中身がごちゃ混ぜになる、一般的なペンケースを使うのは論外。

高額なペンたちが傷まみれになっていくのを見ると、精神崩壊を引き起こします。

そんな悩める子羊たちに1つの答えを提示したのが、今回紹介するペンケースPF-05Nとなります。

You tubeで文房具を紹介するSeasarさんが監修したことでも話題です。

ちょうど立ち寄ったロフトで販売されていたので、衝動買いしました。

オンラインの予約販売でしか買えないと思っていたので、とても助かりました。

もくじ

NOMADIC PF-05Nの利点

  • 4本のペンを個別に収納できる
  • 2階建て構造でカラーペンも収納可能
  • 中サイズまでの消しゴムも入る
  • 2か所のゴムで固定、ペン同士の衝突を防止
  • パイプが長い製図用シャーペンも収納可能
  • 幅がコンパクト、カバンの納まり〇
  • 蓋が開きやすい
  • 芯材採用、開いても形が崩れない

デメリット

  • 主素材がPUレザー(合成皮革)、経年劣化の懸念
  • ゴムグリップのペンは収納が難しい(2階部分、個別収納)
  • 蓋裏のメッシュ生地が、ペンと干渉しそう

外観

NOMADIC

外装は合成レザーとなっています。カーボン調の柄になっており、光の角度によって反射が変化。高級感があります。

ただし経年劣化の問題は避けられないでしょう。使用頻度によりますが2~3年ほどで劣化が発生する可能性があります。

ただ3000円台で後述の使いやすさも相まって、しっかり元は取れると思います。

(本革タイプ…待ってます….)

NOMADIC

左側が今回レビューするNOMADIC PF-05Nです

4本収納タイプのシンプルなロールペンケースとサイズ比較してみました。

本製品の一番のメリットはこのサイズ感にあります。

NOMADIC

高さも同じくらいで非常にコンパクトに仕上がっています。

このおかげでカバンの納まりが非常によく、取り出しやすくなっています。

NOMADIC

さらに特徴的なのがこの収納スペース。

一覧性が良く使えるところは有効活用。よく考えられて設計されています。

2段構造になっており、高級ペンの類は個別に収納できます。

ゴムバンドのためグリップがシリコン系のペンは収納が難しいですが、個人的にはあまり気になりません。

というのも1000円を超すペンたちはグリップ部分にゴムやシリコンを採用しているペンが少ないからです。

グラフ1000シリーズはグリップに一部ゴム素材が採用されていますが、多少引っ掛かりを感じるものの入れにくさは感じません。

個別収納のもう1点のメリットが、ガイドパイプが長い製図用シャーペンが収納できることにあります。

ロールペンケースではガイドパイプがケースに干渉するため、不安を感じます。

御覧の通り、本ケースはペン先のスペースがフリーになっています。なのでケースの干渉という問題は起きない仕様となっているのです。

この点は実際に使ってみて感じたメリットでした。

ゴムバンドの伸縮性により万年筆といった、比較的軸が太い筆記具も収納可能です。

NOMADIC

消しゴムの個別収納

仕切りがあるので、ケーズをシェイクしても暴れません。

ロールペンケースを使っていた時は、スティック型の消しゴムを使っていました。

しかし狭い範囲しか消字できず、消しカスも生じやすいというデメリットがありました。

やはりブロックタイプの消しゴムが使いやすいです。

NOMADIC

1F部分

ここは消しゴムエリアの仕切りとフリースペースになっています。安いカラーペンやテープ糊、ハサミなど収納することができます。

ケースを閉じると個別収納部分が蓋になるので、ある程度固定されます。

ペン同士の干渉は他のペンケースと比較して、少ないと思います。

2階部分に芯材を採用したのは英断だと思います。

ただし1Fを開いたままにはできません。個別収納に慣性の力が働いて、閉じようとしてきます。

NOMADIC

裏側はメッシュ素材で定規や芯ケースなどが収納できるポケット内臓。

懸念事項としては、このメッシュ部分が個別収納のペンに干渉して傷がつかないか心配な点。

こればかりは長期で使用しないとわからないので、何とも言えません。

まとめ

ロールペンケースのサイズ感に4本の個別収納や、ブロックタイプの消しゴムを収納できる機能性を持たせていて、完成度が高いペンケースだと思いました。

2階建て構造で目的に合わせた文具の収納ができる点や、ゴムバンド採用で軸のサイズにかかわらず収納可能である点も柔軟性があってよいと感じます。

ただしグリップがゴムに覆われているペンの収納には不向きなので、その点は注意が必要です。

(クルトガのアルファゲルも入れにくいかもしれない)

個人的には購入してよかったと思える製品でした。あとは耐久性が良ければよいのですが。

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