標準単焦点レンズの帝王 carl zeiss planar 50mmF1.4 ZE(canonマウント)
carl zeiss planarといえばフィルムカメラcontaxのレンズが有名ですが、canon機でも手軽にcarl zeissの描写が楽しめるレンズがあります。
それが今回紹介するレンズ、carl zeiss planar 50mm ZE(canonマウント)です。
外観
マウントはcanon EFマウントになります。電子接点を備えているのでレンズ情報が写真に記録されます。
またピントアシスト機能があり、ピントが合うと音で知らせてくれます。このためマニュアルフォーカスレンズながら、快適に使用できます。
外観は一言でいえば、黒光りする金属の物体。
レンズフードも金属性で内側には裏起毛のような処理がされており高級感抜群。
ズッシリとした重みも相まって、所有欲を満たしてくれます。
レンズの表記はもちろん彫り込み。
実写
今回はcanon eos 6d (フルサイズ一眼レフ)を使用しました。
ほどほどに絞ると抜けがよくシャープな描写。建築物の撮影も楽しくなります。
帆船のロープ一本まで細かく描写。
横浜にあるこの日本丸は船内の見学も可能ですので、観光に是非。
船内は意外と広く、部屋がいくつもありました。
最短撮影距離は0.45mm。
eos6dのライブビューを駆使しながら、ピントを追い込みます。
ピント面のシャープさと、とろけるようなボケ。
この二つが合わさることで、写真にメリハリを持たせてくれます。
美しい発色もこのレンズの魅力の一つ。
光学ファインダーを覗くのが楽しくなります。
高感度に強いeos6dと組み合わせることで、夜の撮影も捗ります。
解放 F1.4
F1.4はもはや幻想世界のような映り。
絵の大部分がとろけるボケに覆われますので、他のレンズではなかなか味わえない体験ができます。
まとめ
バッテリー持ちがいい一眼レフとの相性がよく、ゆったりと撮影できました。
これからもこのレンズに様々な光を当てながら、写真撮影を楽しみたいと思います。
気になった点としては、F2.0以下の時はフォーカスアシストが誤反応することがありました。
解放値付近で撮影するときは、ライブビューのピント面拡大を使うと確実です。
canonのミラーレスで使用する時は、マウントアダプターが必要となりますのでご注意下さい。