透過性と反射防止のいいとこどり ミヤビックス 黒影 フィルムレビュー
多くのフィルムメーカーがAGフィルムを販売していますが、映像が劣化するアンチグレアフィルムばかり……
近年の端末は高解像度で非常に美麗な映像を表示できますが、AGフィルムを張ると…..
白くぼやけたような映像になりがちです。
せっかく10万円越えの端末を購入しても宝の持ち腐れ……
かといってそのままだと光沢画面で液晶ガラスが反射し、自分の顔が映り込んでしまう…..
透過性と防反射、この2つを両立するフィルムがあればいいなぁ思っていました。
理想は一部ipadに施されている、低反射コーティング。
このコーティングが優秀で、世の中すべての光沢液晶がこのコーティングをするべき、
と思っていますが、現実的ではありません。
しかしこの条件を達成できるフィルムを発見しました。
それがミヤビックスのフィルム、「黒影」です。
ミヤビックス「黒影」のメリット
- 透過性と防反射のちょうどいいバランス(appleの反射防止コーティングと同等)
- マイナーな機種でも対応してくれる
- フィルムが薄く指が引っ掛からない
- 比較的張りやすい(空気が抜ける)
- 黒が引き締まる(素の状態より良好)
- 汚れ(指油)が取れやすい
- 標準的な価格(1000円台)
- 画面内指紋認証も使える(pixel8a)
デメリット
- フィルムのコーティングが剝がれてしまう
- 傷がつきやすい(4か月で傷だらけ)
◎:透過性と防反射のちょうどいいバランス
フィルムの機能性については文句なしです。
反射ゼロとはいきませんが、光源に対して作業の邪魔にならない程度に抑えてくれます。
理想のipadの反射防止コーティングと同等の機能を発揮してくれています。

左側がipad pro、右がフィルム
一般的なガラスフィルムと比較すると…..

ガラスフィルムの場合
こちらはLED発光部までクッキリと見えてしまいます。
正直これでは映像が見にくく、イライラします。
✖:耐久性がない
使い始めは「完璧じゃん!一生このフィルム使うっ!!」と思っていました。
しかし2週間がたったころ、スレ傷がついていることに気づきました。
偶然かな、思いそのまま使っていると……..
4ヶ月経った頃には気になるレベルで傷だらけ&コーティング剥がれ…….
色ずれが起きるレベルで画面を点灯させていても気になります。
他フィルムだと一年(最低半年)は張替え無しで使えていたので、本フィルムの耐久性は低いと思います。
これさえなければ完璧なフィルムだった…..
まとめ
使い始めは自分の目的に合った完璧なフィルムで、所有するすべての端末を張替えたいと思っていました。
ただし前述の耐久性の低さから、持ち運び機器には不向きだと分かりました。
家で使う端末だと相性抜群だと思います。
フィルム探しの旅はまだまだ続きそうです……