シングルエンドも高出力、デスクトップモードも備える、ミドルクラスAndroid DAP Fiio M21

fiio m21

価格破壊の全部入りDAP

今までは数年前のミドルクラスDAPを中古で入手するというサイクルを繰り返してきました。

最近の新品DAPは高額ですし、シングルのヘッドホン出力は貧弱でした。

バランス接続が前提で3.5mmイヤホンジャックはおまけ、のようなスペックのDAPが多いです。

シングル接続前提のイヤホンやヘッドホンがあるため、新品DAPを購入することはありませんでした。

しかし今回紹介するDAPは一味違います。

バランス接続だけでなく、3.5mm接続でも高出力を得ることができます。

それに加えてDAPとしては高性能CPUである、snapdragon680を搭載しています。

amazon musicやyoutubeもサクサク動作します。

ここまで備えて脅威の5万円前半。

4万円あたりの中古DAPを選ぶ意味がなくなるレベル……

Fiio M21の利点

  • デスクトップモード装備、バッテリーを使わず駆動
  • 3.5mm出力最大405mW(32Ω時、Super High Gain)
  • スマホ並みの軽量さ
  • snapdragon680+ram4gでストリーミングサービスサクサク
  • 給電用と通信用(低速給電兼用)、2口のtype-c装備
  • アルミニウムボディとダイヤモンドカットで高級感のあるボディ
  • シリコンケースとガラスフィルム付属
  • 最長15時間のバッテリー駆動
  • 鬼コスパ(5万円前半)
  • 声の表現で定評のある、シーラスロジック製チップ4基搭載
  • 音量調整がボタン式
  • 急速充電対応
  • アルバムをまたいでの連続再生可能

デメリット

  • 本体保存領域は64gb
  • アンプ部でコストカットの形跡(お得意のTHX製のアンプなし)
  • ストリーミングアプリとfiioアプリで音質差がある
  • webブラウザ経由だと、一定間隔で音が途切れる(再生停止→再生が発生)

音質

声DAPで評判の、sr15と同じD/Aコンバーターが採用されています。

そのためボーカルの存在感は圧倒的です。

アニソンとの相性は抜群。

シングルとバランス端子がありますが、どちらも比較すると一長一短があると思いました。

シングル接続は音に厚みがありますが、音の分離感は劣ります。

バランス接続は音場が広くなり、抜け感を感じることができますが、音が細くなる印象があります。

M21においては、好みで選んでもよいと感じました。

ちなみに鳴らしにくさで定評のある、R70xはバランス接続で9割くらいの実力発揮(Desktop mode時)はできていると思いました。

Fiioお得意のTHXアンプは搭載されていません。

後継機種ではアンプ部の変更がされるのではないかと予測します。

M21

M21

DSDのアップサンプリング機能もあります。音場が広がる反面、音の抑揚(迫力)が減ってしまう

◎:バッテリーを使わず駆動(デスクトップモード)

この機種は5万円の機種でありながら、FIIOの特許技術であるデスクトップモードを装備しています。

他社製DAPの類似機能として、バッテリー充電の上限を制限するモードがあります。

バッテリー劣化を防止する機能として搭載されています。

しかしこのM21はそもそも内臓バッテリーを経由しません。つまりPD電源機から直接駆動させることができます。

そのため据え置きアンプに匹敵する出力を発揮させることができます。

シーラスロジック製チップ4基の実力を存分に発揮させることができる、という素晴らしい機能です。

この機能はオレンジ色のtype‐C端子にケーブルを接続し、側面のスライドスイッチをONにすることで利用できます。

据え置きアンプと同じ状態になるので、バッテリーの消費はもちろんゼロです。

24時間繋いでおけば、アイドリング中のバッテリー消費もなくなります。

一週間繋いだままですが、バッテリーの減少は全くありませんでした(1%も減らない)

利便性と機能性両方に寄与するこのシステムは、ぜひとも一回試す価値があると思います。

M21

M21

音質の変化

バッテリー駆動でも高音質ですが、比較するとブラインドテストでわかるくらいの違いがあります。

バッテリー駆動駆動だとすこしうわずっているような印象を受けました。音域が狭くなり、細かい音がオミットされているイメージ。

一方電源に接続し、DesktopModeにすると音に余裕ができます。

音の分離感が広がり、余韻も感じました。

◎:3.5mm出力最大405mW(Super High Gain)

3.5mmシングル出力で最大400mW越えという高出力を誇ります。

数年前のDAPであれば、バランス接続をしなければ到達できなかった領域です。

ただ電源接続は必要です。

最近のDAPはシングル出力が置き去りにされていた印象がありませんでしたか?

このM21はシングルエンドもしっかり進化しています。

Thieaudioのhype2といった4万円クラスのイヤホンでもゆとりをもって駆動できます。

ヘッドホンも鳴らしきれるのではないでしょうか。

ちなみにバランス出力は最大950mWです。もはや据え置きアンプ…..

ただし、据え置きアンプと同等かと言われると「NO」でした。

EF400(4万円台)と比較すると、やはり実力差はありますね。

EF400の重厚な音にはさすがに敵いませんでした。

特にFinalのE5000とM21の相性は微妙でした。

音の抜け感がm21ではあまり感じられませんでした。

入門向けの据え置きアンプといい勝負だと思います。

いやーこれは4万円台の中古DAPの存在価値が霞んでしまうかもしれませんね…..

AstellKernのsr25MkiiやKann alphaも使っていましたが、実力はこのM21が上と思います。

M21

〇:snapdragon680+ram4gでストリーミングサービスサクサク

DAPの中では珍しくスナドラ680を搭載しています。

中華タブレットに多いMediaTekのG99より処理性能は劣りますが、ストーミングサービス用途には不足ありません。(iphone 6sと同等とされる)

想像以上にサクサク駆動します。スクロール操作もなめらか。(AmazonMusic、youtube)

ただ、欲を言えばもう少しメモリが欲しいなと思いました。(6gbが最低ライン….)

Chrome経由で音を再生すると頻繁に音跡切れが発生し、まともに使えませんでした。

恐らくメモリ不足なのかなと思います。

アプリ経由なら発生しません。

M21

△:ストリーミングアプリとfiioアプリで音質差がある

純正のFIIOプレイヤーアプリは音が素晴らしいんですが、ストーミングサービス経由になると音質の劣化を感じました。

これはFIIOだけに限った問題ではありませんが、排他出力ができないAndroidの制約なのかなと思いました。

高音の伸びや音の芯が失われているように感じます。(気にしすぎ?)

AmazonMusicのPC版は排他モードがあるので、Android版にも対応してくれたらなーと思いました。

この点が気になって、結局曲を購入しています。

◎:音量調整がボタン式

地味ですが、ボタン式音量調整はありがたいです。

なぜかDAPはボリュームホイールで音量調整をする機種が多いです。

かっこいいですが、使う側からすると不便で仕方ありません。

ポケットから取り出すとき、ノブが勝手に回転して爆音(または最小)になります。

この防止のために物理スイッチのホールド機能を有効にするのですが、不便すぎる….

ボタン式の音量調整がもっと広まって欲しいと思いました。

 

まとめ

持ち出しと据え置き両方に対応できる完成度の高いDAPでした。

200g以下の軽量さで、最大950mw(32Ω時)の出力を楽しめるのは本機だけです。

金属筐体やAGガラスが施された背面部など、所有感も満たされます。

アンプ部の強化やCPU周りにまだ改善の余地が残されているので、後継機種も気なります。

M21

M21

角は丸みがあり、優しい手触り

 

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