吸引力が落ちないサイクロン式、バッテリーも着脱できるコードレス掃除機 TOSHIBA CLX73レビュー
ずっと前からからコードレス掃除機がほしいなーと思っていました。
数か月前から掃除機についてのレビュー記事や動画を見ていました。
丁度その時、去年のフラッグシップシップ機であるモデルが格安で販売されていました。
それに飛びついたわけです。
元フラッグシップ機だけあって、性能は文句なし。
価格も3万円台とお得に購入できたので、良い買い物ができました。(楽天)
TOSHIBA CLX73の利点
- サイクロン式なので、フィルター詰まりとは無縁
- バッテリー着脱式
- 着脱式LEDライト装備
- ゴミがまとまるので捨てやすい(黒いマリモみたい)
- パーツの水洗いができる
- ワイパーヘッド付き。拭き掃除と吸引を同時にできる
- 自走式でカーペットでの掃除が楽
- 滑り止めゴムで、壁に立て掛けOK
- 隅までブラシが届く優秀なヘッド
- 可動域が広い、ベッドの下の掃除が楽
- バッテリー駆動時間が長め(標準:35min)
- 一人暮らしの賃貸だとオーバースペックかも
デメリット
- バッテリーの販売がいつまで続くのか不安
- スタンドが簡易的(グラグラする)
- 充電はプラグを刺さないといけない(置くだけ充電×)
- 布団用ヘッドが無い
- 本体カラーがホワイトのみ(配色が地味)
- 強モードだと音がうるさい(賃貸だと気を遣う)
- バッテリー残量が分かりずらい(充電タイミングがわからん)
- 重量は重め(約1.7Kg)
- 延長ホースの造りが安っぽい
- 自動モードはオマケ機能(カーペットの有無くらいしか判別してない)
コードレス掃除機とは?
コードレス掃除機とは文字通り、電源供給用のケーブルが不要の掃除機を指します。
つまりバッテリー駆動の掃除機です。
そのコードレス掃除機は主に3種類存在します。
・紙パック式(各社)・・・・装着した紙パックにゴミを溜める
・サイクロン式(ダイソン、各社一部ハイエンドモデル)・・・・吸い込んだゴミを内部にて、2段階で遠心分離。空気と微細なゴミも分離して空気だけ排出
・ブリーズフィルター式(日立、各社標準モデル)・・・・吸い込んだゴミを内部で分離。その後ブリーズフィルターで空気と微細なゴミを分離し、空気だけ排出
メンテナンスフリーを求めるなら、圧倒的にサイクロン式でしょう。
軽量を求めるなら、紙パック式でしょうか。
価格重視ならブリーズフィルター式ですかね。(ただし日立はなぜか高額)
ブリーズフィルターを採用した機種は、どうしてもフィルターにゴミが溜まる仕様です。
定期的な清掃が必要になるので、購入時は注意した方がいいです。
職場の掃除機はブリーズフィルター式で、フィルター詰まりをよく起こしています。
すべての機種が悪いというわけではないですが、構造上避けられないデメリットだと思います。
◎:サイクロン式
今回の掃除機はサイクロン式です。
内部パーツが増えるため、多少重量(1.7kg)はありますが、許容範囲。
持ち上げて使う時間が多い方は、疲れるかもしれません。
また使い始めたばかりなので、吸引力持続の検証はできていません。
数回使った状態でも、フィルターへのごみの付着はありませんでした。
ダイソンと同じ構造なので、信頼性はあると思います。
ダイソンより優秀な点としては、サイクロンパーツも分解できることでしょうか。
水洗いOKです。
◎:着脱式バッテリー
バッテリーは消耗品ですが、着脱式であれば気軽に交換できます
標準モードで35minの連続使用が可能。
予備を購入すれば1Hの清掃が可能です。
気になる点としてはToshibaの掃除機は機種によって、使用するバッテリーが違います。
なので数年後にバッテリー入手が難しくなる可能性があります。
SHARPのように、モデルが変わっても同じバッテリーを採用してくれると、消費者としては安心できるのですが….
△:簡易的なスタンド
無いよりはあった方が良いですが、機能性としては微妙。
本体を置くとグラグラして安定感が微妙。倒れることはないですが、オマケ程度の品質に思えます。
あと付属品のワイパーヘッドの収まりが悪いです。
説明書に従って設置しても、安定感が無いです。
まぁ本体の性能に直結するわけではないので、許容範囲です。
ちなみにスタンドを使わなくても、壁に立て掛けることもできます。
◎:着脱式LED
最初はLEDだけ別パーツで面倒だなと思いました。
でも組み立てている時に、この着脱式LEDの利点が分かりました。
それはヘッドや延長ホースの有無に影響されず、LEDを使うことができるということです。
LEDパーツは各パーツとの繋ぎの役割も果たすので、どのヘッドを使っていようが常にLEDライトが使えます。
なので車内清掃で隙間ブラシを使うときでも、LEDが使えます。
LEDといえば日立の掃除機ですが、あちらはヘッドにライトがあります。
そのためアタッチメントによってはLEDが使えません。
この掃除機はすべてのアタッチメントでLEDが使えます。
◎:優秀なヘッド
掃除機の第二の主役といえば、ごみを吸い込むヘッド部分でしょう。
この機種のヘッドは特殊な形状となっています。
中央から伸びているスティック状の駆動部により、2本のローラが回転する仕様となっています。
この構造は、ヘッドの端までブラシを配置することができるという利点があります。
また粘着テープを外すような感覚で取り外しできるので、メンテナンスも楽です。
硬いブラシと柔らかいブラシがあるので、カーペットでも軽い力で清掃することができます。
ブラシの密度が高く、造りの良さを感じます。
髪の毛の絡みも気になりません。
絡まる気配もありません。
◎:ゴミがまとまる(捨てやすい)
使用して良い意味でびっくりしたのが、ごみが綺麗にまとまることです。
ダストカップの中に黒いマリモみたいなものが見えるかと思います。(掃除2回分)
これは吸い込んだゴミです。
触ってみたくなりますが、汚いのでやめましょう。
◎:ヘッドの可動域
ヘッドの可動域も不満ありません。
折り畳みベッドの下もスムーズに掃除できます。
まとめ
掃除機メーカとしての東芝は影が薄いイメージがありますが、細部の機能がバランスよく詰め込まれており、優秀だと思いました。
清掃能力も申し分なく、古いダイソン(DC34)とも性能差はないと思います。
トリガーではなくボタン式なので楽ですね。
これで3万円台だと破格です。(5万円台だと悩む….)
軽量化かコストカットのためかわかりませんが、一部パーツはチープ感を感じますが…..
実用上弊害が出ていないので、問題ないでしょう(どうせ気になるのは最初だけ)
サイクロン式ということで、メンテナンスフリーでどこまで使えるのか。
今後が楽しみです。
また、掃除機は値崩れが激しいです。
新製品が出るタイミングで、型落ちを狙うのも手だと思います。